
ロシアワールドカップ2018「アルゼンチン×アイスランド」戦で1-1の同点でPKというビックチャンスを得たアルゼンチンはメッシがキッカーを任されたが、左にけったボールがアイスランドのキー「パーハネス・ハルドルソン」に見事に読まれスーパーセーブとなった。
【動画】ハネス・ハルドルソンがメッシのPKを止めるシーン
試合後、チームメイトはメッシも人間だからこんな悪い日もあって当然と語る。確かにそうだ。これほどの名選手でもPKは外すことがある。
ワールドカップという大舞台ではとてつもないプレッシャーが彼らにかかっているのだと思う。
グループリーグの初戦は大事だし、ましてやアルゼンチンはアイスランドと戦っていて、格下相手に負けられないという気持ちもあったのだと思う。
しっかり研究していたハネス・ハルドルソン
アイスランドのGKハネス・ハルドルソンは今回のようなメッシのPKという場面も当然起こりえることを想定し、今大会には入念に研究して望んだそうです。
メッシのPKを何度もみて、それだけでなく、ここ最近自分がPKでどのようなプレーをしていたかも見直したという。
PKではキッカーにもゴールキーパーにもある程度癖のようなものがあり、分析することでどちらにけるかを予測することもある程度はできる。
決勝トーナメントでは延長戦120分でも決着がつかないときは必ずPK戦になるため、ゴールキーパーは相手選手がどちらにけるタイプの選手かをある程度は事前に調べていたりする。
右に蹴ると思ったのは賭けだった
とはいえ、メッシが左(キーパーからしたら右)に蹴ると思ったのは、最終的には賭けだったと話す。
元日本代表の遠藤保仁選手はPKの名手でころころPKが有名だが、以前遠藤保仁選手はこんなことを言っていた。
「人間は体重のかかった足の方には動けない」
「だから少しでも体重のかかっているほうにボールを蹴る」
これはキッカー側の意見だが、足のどちらに重心がかかっているかが非常に重要なポイントではある。
しかし今回は結局は最後の最後では賭けだったと話す。
要するに完全にどちらに蹴るかがわかった段階で飛んでも間に合わないというPKの難しさを感じさせられる。
